2024年6/8昼の部「新宿末廣亭」
とうとうやってきました!!新宿末廣亭に。東京に4つある落語がメインの寄席小屋の1つです。前日加藤いづみのライブがあり、帰りまでの間にちょうどこちら新宿末廣亭にお目当ての噺家さんがいたので楽しみにして足を運んだ訳なんですが。

新宿末廣亭は東京都営地下鉄大江戸線の「新宿3丁目駅」のC−3の出口を出てすぐの所にあったんですが、行列が出来ていたのですぐ分かりました!!そしてその行列に並ぼうとしたんですが、行列に並んでいる皆さんコンビニの袋にペットボトルのドリンクが沢山入っていたので"これ、寄席小屋の中には自動販売機ないのかな?"と思ったので、近くにあったコンビニでペットボトル2本と携帯食としてのチョコを入手して食べる事にしました。

当日券を購入して新宿末廣亭の中に入ったんですが、入ってすぐが客席だったんですね!!客席は"戦前からの寄席小屋"って感じの趣なんですよね!!ある意味でタイムスリップしたかの様な。両サイドには畳敷きの桟敷席があるじゃないですか!!とても素敵じゃないですか。で、これは始まった時に知ったんですが、当然噺家の出番の紹介はめくりだと思ったら、噺家の名前の書かれた板をはめこんで掲示する見出しのスタイルにちょっと驚いてしまいました。席の方は自由席だったみたいで、私は真ん中2列目に陣取り、江戸落語を充分に堪能する場所を確保しました!!初めて東京の定席小屋で楽しむ公演内容はこちら。
柳亭市遼「金明竹」
林家たま平「反対俥」
三遊亭萬都「つる」
ストレート松浦「大道芸」
三遊亭志う歌「ガマの油」
川柳つくし「女子会怖い」
伊藤夢葉「奇術」
柳家喬之助「初天神」
柳家小里ん「夏泥」
翁家社中「太神楽曲芸」
林家鉄平「紀州」
柳家小袁治「笠碁」
ーー仲入りーー
弁財亭和泉「謎の親戚」
笑組「漫才」
林家正雀「大師の杵」
柳家さん遊「長短」
橘花家橘之助「浮世節」
桃月庵白酒「代書屋」
最初に登場してきたのは柳亭市遼。枕はなくいきなり「金明竹」の噺をしたんですが、前から2列目なんですが声が聞き取りにくかったかな?一生懸命落語をやろうという感じは伝わってきたのですが。

2番目に登場してきたのは林家たま平。確かこの人って、TBS系ドラマ「ノーサイド・ゲーム」に出演していた記憶が!?あと林家正蔵の息子さんですよね!?枕は最初、末廣亭に涼みに来てくれてありがとうございますと言った後に、どんな値段でも落語会を引き受けると言った後に、山梨県の南アルプス市から落語会の依頼があって引き受けたんですが、お値段は安いですよと言われて「いくらですか」と聞いたら1万弱と。これ「アルプス一万尺」とひっかけているなと。というより小噺ですよね。噺は「反対俥」だったんですが、最初聞いた時は「いらち俥」かな?と思ったんですが。それにしても林家たま平のダイナミックすぎる所作というよりかは、リアクションとでも書けばいいのでしょうか?凄いなと思ってしまいました。

3番目に登場してきたのはストレート松浦。大道芸をやっていたんですが、上手い事やっていたんですが、所々に入るボヤキとでも書いた方が正解なんでしょうか?そこが面白かった。

4番目に登場してきたのは三遊亭志う歌。ここから代演がたくさんありますと言った後に、枕は通販番組の事を言った後に「ガマの油」ですか。長尺のセリフをほぼ一度も噛まずに言ったのは凄かったなと。このしっかりとしたフリがあったからこそ、後半の泥酔した部分の面白さが引き立つんだなと。

5番目に登場してきたのは川柳つくし。枕では自身の新作落語の噺が本になった事を話した後に「女子会怖い」を。人生の年輪を重ねた女性が居酒屋で女子会を開いて、そこで怖い事を告白するんですが。これラストの居酒屋の主人の言葉が非常に上手だなと。

この後は伊藤夢葉が登場。マジックを披露したんですが、こういう寄席でのマジックは気楽に見れる感じなんですね。上手い事タネもバラしてくれるし。

7番目に登場してきたのは柳家喬之助。噺は「初天神」だったんですが、無理矢理息子を天神さんに連れて行かれた父親が、息子に強引に買わされてしまったのは団子だったんですが、確か関西の噺家さんがやった時はそこの描写は飴だった様な?江戸と上方では噺の内容が若干違うのかな?なんて思いました。

7番目に登場してきたのは柳家小里ん。噺は「夏泥」だったんですが、これは人情噺なんですかね?泥棒に入った長屋に、そこの住人の私物を何故かその泥棒が購入する流れになっていました。

この後に登場してきたのは男女2人組の翁家社中。見事な曲芸を魅せてもらったんですが、所々で漫才の様な合いの手が入っていたのも面白かったです。

9番目に登場したのは林家鉄平。噺は「紀州」徳川家7代将軍の徳川家継が病死して、それの後継に尾張藩主の徳川継友に任官の話が来るんですが形式上一度断るんですが・・・。最後のオチが個人的に好きでした。

10番目に登場したのは柳家小袁治。噺は「笠碁」だったんですが、非常に円熟味のある落語だった様に思いました。

ここで仲入りなんですが、トイレに行った後寄席弁当(1000円)を購入。こういう雰囲気の中で弁当食べてみたかったんですよ!!

代演が多い本日の寄席なんですが、お目当てが観れたらいいんですよ!!という訳で林家つる子の登場に心をワクワクさせていたら、ここも代演です・・・。弁財天和泉が登場。噺は「謎の親戚」だったんですが、あまり関わりのない親戚が何回も小さな頃の思い出話を語るという内容だったんですが、これが非常に面白かった!!現代でもこういう滑稽な噺があるんだなと。

次に登場したのは笑組という漫才。かけあい漫才というよりかは、お互いの悪口を例え話にしている様に感じたんですが、上手い事言っているなと思いました。

14番目に登場したのは林家正雀「大師の杵」という噺だったんですが、弘法大師が女性の恋の相談に乗るという噺だったかな?

15番目に登場したのは柳家さん遊「長短」という噺だったんですが、こちらも円熟味のある落語の様に思いました。

16番目に登場したのは橘花家橘之助。前座さんを交えて色んな曲を三味線で奏でていたんですが、三味線の弦も切れてしまうんですね。最後は他の方の三味線を使用して演奏していました。

そして大トリ!!林家つる子は観る事は出来なかったんですが、主任の林家正蔵を観れたらいいんですよ!!元々の最大の目的は林家正蔵の落語を寄席で観るために足を運んだので。そして登場してきたのは桃月庵白酒でした。噺は「代書屋」だったんですが、「代書屋」って、ここまで爆笑を取れる噺だったんですか!?というくらい笑いをかっさらう!!正直この日の寄席で1番びっくりしてしまいました。

ちなみに当初予定されていた出演者はこんな感じでした。
柳亭市遼
林家たま平
三遊亭萬都
ストレート松浦
春風亭柳枝(代演:三遊亭志う歌)
川柳つくし
伊藤夢葉「奇術」
蜃気楼龍玉(代演:柳家喬之助)
三遊亭窓輝(代演:柳家小里ん)
翁家社中
桃月庵白酒(出番変更→代演:林家鉄平)
柳家小袁治
ーー仲入りーー
林家つる子(代演:弁財亭和泉)
笑組
林家正雀
柳家小里ん(出番変更→柳家さん遊)
橘花家橘之助
林家正蔵(代演:桃月庵白酒)
代演が多すぎ!!そしてお目当てだった林家つる子林家正蔵はどうして出演できなかったかというと、同じ時間に林家つる子真打披露公演渋谷伝承ホールがあった様で。だったら林家つる子の師匠である林家正蔵も駆けつけて当然だなと。
印象に残った噺家は三遊亭志う歌弁財亭和泉でした。特に弁財亭和泉は違う新作落語も聞いてみたいなと。あとは同じ噺でも江戸と上方では内容が違う場合があるんだなと。実は8月にも東京に行く予定があるんですね。もしかしたら出演者次第ではまた寄席に行きたいと思っているんですが。ただ代演が多い(どうやらX[旧:twitter]に代演情報を載せていたみたいで)のが・・・。初めて東京での落語、色んな意味で洗礼を浴びたなと。

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