2023年9/6昼席「天満天神繁昌亭」
天満天神繁昌亭にやってきました。今回は笑福亭鶴光を観にやってきた訳なんですが。活動の拠点は東京という印象があり、東京の方でお弟子さんもとっているので滅多に関西で落語をやるという印象がなかったので、この機会がなかったら次いつ観れるか分からなかったので足を運ぶ事にしました。この日の公演内容はこちら。
露の棗「平林」
笑福亭智丸「時うどん」
笑福亭恭瓶「犬の目」
魁斎京次郎「奇術」
桂わかば「看板の一」
桂坊枝「野ざらし」
ーー仲入りーー
笑福亭扇平「秘伝書」
森乃福郎「太閤の白猿」
喜味家たまご「三味線漫談」
笑福亭鶴光「鼓ヶ滝」
最初に登場してきたのは露の棗。この方は女性の落語家さんの様です。お足元がしっかりしているなかお越しいただいてありがとうございますと言った後に「平林」の噺をしたんですが、ご主人の使いに行った丁稚だったんですが字が読めないので、行く先々で出会った人に対して色々と尋ねていくんですが、この噺は確か前言った時の寄席で聞いた事があった様な?なかった様な?

次に登場してきたのは笑福亭智丸。噺を聞いていると、"これってもしかして「時うどん」?"と思っていたら、やはり「時うどん」だった!!これが有名な「時うどん」か。と思いながら噺を聞いていました。

3番目に登場してきたのは笑福亭恭瓶。枕は今日は笑福亭鶴光師匠が出演するので皆んな緊張していると言った後に、「ヤングタウン」「オールナイトニッポン」を学生時代聴いていたと言った後に「乳頭の色は?」と聞かれたらどうしよう?と言った後に「犬の目」という噺をやったんですが、目の状態が悪くて目医者に行った患者さんなんですが、そこの医者は目を顔から引っ張って洗浄するそうで。目の洗浄には成功したんですが元に戻す事ができなかったので陰干ししてから戻す事にしたんですが、医者の飼い犬に目を食べられてしまったので、犬の目を移植する事になったんですが。個人的にはこの日の寄席で1番面白かったのはこの噺かな?サゲ(オチ)含めてよかったと思いました。

この後に登場してきたのは魁斎京次郎。見た目は大衆演劇の役者さんみたいに思ったんですが。最初の奇術は紙切りをした後に、その紙を蝶々に見立てて羽ばたかせていたんですが、これが非常に美しかった!!この後にやったのは江戸時代に行われていた舞と手品を融合させた形なんですが、これは艶やかだったなと。

4番目に登場してきたのは桂わかば。枕は師匠の桂ざこばが運営している道楽亭での酔っ払ったお客さんとのやりとりを話した後「看板の一」をやったんですが、この噺は喜楽館の笑福亭喬路で聞いた噺だったんですが、抑揚と言えばいいんでしょうか?そういう違いを感じました。

5番目に登場してきたのは桂坊枝。枕は笑福亭恭瓶と同じだったかな?この後に「野ざらし」をやったんですが、演技?もしくは所作とでも書けばいいのでしょうか?そういう所が上手かったし面白かったです!!

仲入り後、最初に登場してきたのは笑福亭扇平。枕では意味は同じでも名称が違ってくれば印象が変わってくるだったかな?そんな事を言った後に「秘伝書」の噺をしたんですが、屋台で購入した秘伝書を読んで一攫千金を試みたんですが、秘伝書というよりも当たり前の事しか書いていなかったので、それに対して突っ込んでいたのが面白かったです。

この後に登場してきたのは森乃福郎。枕で昔あった新花月という劇場でのお客さんとのやりとりを話した後に、「太閤の猿」という噺をやったんですが、豊臣秀吉に似ている猿をみつけてその猿を豊臣秀吉が可愛がり飼う事にしたんですが、大名の反応も楽しむために拝見の時も連れてくるんですが。噺の最初とサゲで歌を歌うんですが、森乃福郎自ら"歌が下手"と言っていた通り、あまりにも歌が・・・。

ここで再び色物です。今度は三味線漫談の喜味家たまごが登場。どうやらこのお方、あの夢路いとし・喜味こいしの喜味こいしの娘さんだそうで。いとこいのネタはただで使い放題というのをフックにして、漫談と舞を披露していました。

最後に登場してきたのは笑福亭鶴光。枕でこれからは高齢化社会だから落語家はいい職業だと。座布団にさえたどり着けばあとは喋りさえすればいいのだから。ただ師匠を選ばないといけないと。私の場合は笑福亭松鶴を選んだんですが、往復葉書で"イエスかノーか"という風に書いて送ったんですが一向に返ってこない。痺れを切らして師匠の所に行ったら字が間違っていると。笑福亭の部分がになっていると。なので採用しないと告げたんですが、公演の印刷もになっていたのでプロが間違えるなら仕方がないという事で弟子にとってくれたそうです。あと上方落語で使用される前にある机の事を見台というそうなんですが、江戸落語では使用されず講談の方に借りるそうで。講談の時に使う机は釈台というそうで、よく神田伯山に嫌味を言われるそうです。噺は「鼓ヶ滝」で、西行が有馬に訪れた時の事を描かれていると思うのですが、個人的にはこれが笑福亭鶴光の持ち味なのかもしれないんですが、駄洒落が多かったのが・・・。上手い事噺の世界に引き摺り込まれなかったのが残念でした・・・。

この日の寄席で1番印象に残ったのは笑福亭恭瓶でした。結構ブラックな噺の様に思ったんですが、もう一度聴きたいなと。そしてお目当ての笑福亭鶴光は私の落語を聴く経験値が低かったからでしょうか?あまり噺の世界に引き摺り込まれなかったのが・・・。機会があればリベンジしにもう一度足を運びたいなと。そしてまたすぐ寄席に行く予定があります。今年は落語イヤーなのか!?

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