映画「花宵道中」観賞レビュー
公開前から非常に話題になっていた「花宵道中」を観てきました。この作品は"第5回『女による女のためのR−18文学賞』受賞作"だそうなんですが、それ以上に安達祐実がオールヌードに挑戦と非常に話題だったので本当に久しぶりに映画館に足を運んだ訳なんですが。

映画を観る前、週刊誌・ネット等で"安達祐実のオールヌード初挑戦"という部分が非常にクローズアップされていたし、安達祐実演じる主人公が"花魁"だったので、非常にわいせつな作品なのかな?なんて思っていたりした訳なんですが、映画全編を観た限りでは"恋を知らない花魁が初めて恋をした"感じのとてもピュアでちょっと切ない純愛ラブストーリーの様に思いました。
あと安達祐実の演技が"大人になった"というレビューを週刊誌・ネット等で見たので期待していたんですが、大人になったというよりかはベテランな花魁という物を必要以上に演技しちゃっている。もうちょいナチュラルな感じの演技だったら良かったのにななんて思ったりした訳なんですが。個人的には八津役の小篠恵奈のコミカルな演技が良い感じにアクセントになっていた様に思いました。

何をもって新境地か!?と言われると難しい部分があるけれど、脱ぐというのは一大決心だとは思うんですが、それイコール"大人の女優になった"というのもけして違うだろうなと。個人的に思った事なんですが、安達祐実って子役の時からシリアスなドラマ・映画にはよく出演している印象があるんですが、逆にコミカルな役・ドラマにはあんまり出演(バラエティー番組には出演している姿を結構見ているんですが)している印象があまりないなと。コメディな感じのドラマに出演してそういう役をやっている姿を一度見てみたいな。なんて思ってしまったりしました。最後にどれを持って"殻を破った"という判断をするのは難しいなと。

(2014年11/8より全国ロードショー)

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